【1分でわかる】参議院選挙の方法って?比例代表制選挙とは

2022年06月23日・政治 ・#参院選2022 ・by Newsdock編集部

最近ニュースでも耳にすることが増えてきた参議院選挙。今回は「参議院選挙のそもそも」シリーズの第3弾として、参議院選挙の方法を簡単にまとめました。

選挙の方法

参議院選挙は、選挙区と比例代表の組み合わせで行われます。

選挙区選挙は都道府県単位(鳥取県と島根県、徳島県と高知県は同じ選挙区)で、人口に応じて当選者の数が決められています。投票の時には、自分の住んでいる選挙区の「候補者名」を書きます。

比例代表選挙では、獲得した票数に応じて各政党の当選者の数が決められます。投票の時に「政党名」か「候補者名」のどちらかを書きます。ここでの候補者名とは、比例区で立候補している候補者の名前です。選挙区の候補者名とは違う点に注意が必要です。

二種類ある?比例代表選挙

参議院選挙、衆議院選挙、どちらの選挙時にもある「比例代表選挙」ですが、この2つの間には違いがあります。

参議院比例代表選挙は、「非拘束名簿式」です。全国を1ブロックとし、比例候補者名簿登録者の中で、個人で獲得した票数の多い順番に当選します。ただし、特定枠というものが存在します。

一方、衆議院比例代表選挙は、「拘束名簿式」です。全国を11のブロックに分け、比例代表者名簿登録者はあらかじめ当選させたい順番が割り振られていて、その順番で当選します。

特定枠ってなに?

特定枠とは、比例候補者名簿に設けることができる優先当選枠のことです。この枠に指定された候補者は、個人で獲得した票数に関係なく、他の候補者に先んじて当選できます。 全国的な知名度や組織票が無い候補でも当選させることができるのです。

次回の記事では、衆議院と参議院の違いをみていきます。

参考

千代田区ホームページ「比例代表制とは?」2018年10月2日
参議院ホームページ「選挙について:よくある質問」2022年6月22日
神戸新聞NEXT「イチから分かる!衆参の選挙制度どう違う?」2019年7月11日