Newsdockフォロワーは2月のニュースをどう考えた?(2022年)

2022年03月09日・その他 ・#アンケート分析 ・by Newsdock編集部

Newsdockでは、Instagramのストーリーズで「きょうのクイズ」と題して毎日のニュースをクイズ形式で投稿し、そのニュースについてどう思っているかを二択でアンケートしています。

今月も、2022年2月のニュースの中で特にアンケート結果が興味深かったものをピックアップしてご紹介します!

ストーリーズで投稿しているクイズに興味のある方はNewsdockのInstagramをチェック!

フォロワーの属性

男女比:男性55.8%、女性44.1%

年齢層:13〜24歳84.9%、25歳以上15.1%

(アンケート結果に対する正確な属性を示していないことにご留意ください)

2月3日(木)二酸化炭素貯留(CCS)事業をどう思うか?

クイズ&アンケート結果

2月3日に三菱商事と三井物産が、オーストラリア西部の沖合の海底に二酸化炭素を貯留する事業に乗り出す方針を明らかにしたことを受け、クイズを出題しました。

(回答人数:169人)

ここがポイント!

CCSとは「Carbon dioxide Capture and Storage」の略で、排出した二酸化炭素を大気中に放出せずに地下深くに閉じ込めておく方法です。そうすることで温室効果を抑制することが可能であるため、どうしても二酸化炭素を排出してしまう鉄鋼や化学、運輸といった産業分野で、2050年のカーボンニュートラルを達成するために非常に有力視されています。

しかし、二酸化炭素の回収や運送にかかるコストが高く、事業モデルとして確立しづらいことに加え、地下に閉じ込めた二酸化炭素の漏えいリスクも懸念されており、不安の声も上がっています。

そんな現状の中で、今回のNewsdockのアンケートでは、CCS事業に対して期待している意見と不安だと思っている意見が拮抗しており、企業の脱炭素化の取り組みを評価しつつも、新技術に対する漠然とした不安感を抱いていると考えられます。皆さんは、CCS事業についてどう思いますか?

2月8日(火)現地でデモが起こったらデモに参加するか?

クイズ&アンケート結果

2月8日にニュージーランドの首都ウェリントンで「フリーダム・コンボイ」運動が起こったことを受けてクイズを出題しました。

(回答人数:125人)

ここがポイント!

「フリーダム・コンボイ」とは、新型コロナウイルスに関連した規制に反対する抗議デモのことで、2022年1月末にカナダの首都オタワで座り込みを行ったり、米国との国境を封鎖したりしたことをきっかけに、全世界にこの抗議活動が広がりました。特に、ワクチン接種の義務化やワクチンパスポートを用いたワクチン非接種者への行動制限に対して強く反対しています。

今回のNewsdockのアンケートでは、多くの若者は「フリーダム・コンボイ」に参加しないという意見であり、日本ではワクチン接種の義務化や行動制限に対してそこまで不満を抱いていないように考えられます。特に日本では「自粛警察」という考え方に代表されるように、緊急事態宣言時に外出する人への非難の方が強かったほどであり、今回の「フリーダム・コンボイ」のようなデモが起きづらい傾向にあることが推測できます。皆さんは、もし現地で「フリーダム・コンボイ」が起こっていたら参加しますか?

コロナと若者の関係については、以前Newsdockで記事として取り上げていますので、「コロナと若者の関係ー社会学から考えるー」をチェック!

2月15日(火)台湾と国交を持つべきか?

クイズ&アンケート結果

2月15日のクイズでは、イギリスの下院外交委員会の議員団が2月下旬に台湾に訪問することを受けて、現状の台湾の外交関係について取り上げました。

(回答人数:148人)

ここがポイント!

2020年の8月にチェコの代表団が台湾を訪問してから、多くのヨーロッパ諸国が台湾を訪問しており、今回新たにイギリスが台湾を訪問することとなりました。イギリスの議員団の1人は、イギリスが台湾の示す民主主義と自由を守る指導者的役目を果たすことが重要だと話しています。しかし、予定されていた台湾訪問はメンバー数人が新型コロナウイルスに感染したことを受けて延期となりました。

今回のNewsdockのアンケートでは、「多くの国が中国に反発し台湾と国交を持つことを急速に進めるべきだ」という意見のほうが、「慎重になるべきである」という意見より多く見られました。この要因として、台湾の民主主義を支持する若者や、中国の台湾に対する軍事的圧力に対して批判的に考えている若者が多いことが考えられます。皆さんは、多くの国が中国に反発し台湾と国交を持つべきだと思いますか?

2月17日(木)男女の候補者は同数であるべきか?

クイズ&アンケート結果

2月17日のクイズは、立憲民主党が2022年の参議院選挙で「女性候補者5割」の目標を掲げたことについてでした。

(回答人数:181人)

ここがポイント!

立憲民主党は、男女半々の議会「パリテ」の実現をめざし、女性候補者の擁立、支援に取り組む方針を示しており、2022年の参議院選挙では「女性候補者5割」の目標を掲げています。

今回のNewsdockのアンケートでは、男女の候補者の候補者について同数であるべきかという質問に対して賛成と反対が拮抗しており、やや反対が多いという結果となりました。

NHKの世論調査によると、「分からない、無回答」を除くと、クオータ制を「導入すべきだと思う」と「どちらかといえば、導入すべきだと思う」合わせて75.4%、「導入すべきだと思わない」と「どちらかといえば、導入すべきだと思わない」合わせて24.6%という結果であり、また、日本財団の1万人女性意識調査によると、クオータ制やパリテの導入について、「わからない」の回答を除くと、賛成71.6%、反対28.4%でした。これと今回のNewsdockのアンケート結果を比較すると、今回のNewsdockのアンケート結果はクオータ制やパリテに対してかなり否定的な傾向が見られたことが意外でした。皆さんは、男女の候補者は同数であるべきだと思いますか?

2月25日(金)日本はもっと少子化対策に取り組むべきか?

クイズ&アンケート結果

2月25日のクイズでは、日本の出生数が6年連続過去最小を更新していることを受けて2021年の日本の出生数について取り上げました。

(回答人数:166人)

ここがポイント!

厚生労働省は25日、2021年の出生数(速報値)が84万2897人だったと発表しました。2020年と比較すると2万9786人(3.4%)減り、6年連続で過去最少を更新しました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、婚姻数が減り妊娠を控える動きも強まったそうです。

2020年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は1.34となり、5年連続の低下となりました。2007年の1.34以来の低水準となっており、新型コロナウイルスの影響も重なり、2021年には一段と低下する可能性が高くなっています。

前日の2月24日のアンケートでは、韓国の合計特殊出生率についても取り上げていました。

韓国では、2021年における合計特殊出生率が0.81となっており、少子化対策は3月に行われる大統領選挙でも重要な争点の一つとなっています。

今回のNewsdockのアンケートでは、若者は圧倒的に「日本はもっと少子化対策に取り組むべきだ」と考えていることが分かりました。皆さんは、日本の少子化対策についてどうあるべきだと思いますか?

2月27日(日)SWIFTの制裁措置をどう思うか?

クイズ&アンケート結果

2月27日のクイズは、ロシアによるウクライナ侵攻への報復としてSWIFTからロシアの大手銀行を除外する制裁措置を行ったことについてでした。

(回答人数:166人)

ここがポイント!

SWIFT(国際銀行間通信協会)は、ベルギーに本部を置く非営利組織で、国際金融の送金を手がける世界的な決済ネットワークです。SWIFTから締め出されて利用できなくなると、その国の企業は貿易の決済が困難になるため、最も厳しい経済制裁のひとつとされています。ロシア経済への一定の影響を見込む一方、制裁を科す側にも莫大な影響が及ぶことが危惧されるため、欧州では慎重な声も多くありました。

今回のNewsdockのアンケートでは、多くの若者は今回のSWIFTからロシアを排除する措置について賛成と答えた人が多く、戦争に対し重い制裁を加えるべきだと考えている若者が多いことがうかがえます。皆さんは、今回の制裁についてどのように考えましたか?

以上、2022年2月のニュースに対するアンケート結果まとめでした!来月もお楽しみに!